こねる女

淘汰
理想の土を求めて山里に移り住んだ女性陶芸家・マキ。
生活を犠牲にして焼き物の研鑽を続ける彼女の泣き所は、女手一つで育てる娘・ミユに、十分な栄養を摂らせてやれないことだった。
そんな彼女の弱みにつけ込んで交尾をとげ、みだらな支配関係に引きずり込もうとするモノノケのワナが迫っていた。