心を受け取った女1島さち子

グループゼロ
つまずいた。
ブーツが踏み出そうとして戸惑っている。
足下に蹲っている誰かが、足をつかんでいるのだ。
救急車が間に合わないような気がした。
白昼夢に現実の手足が生えてしまったのよ。
彼とわたしの夢の生活が始まったのだ。
心を受け取った女と肉体を盗んだ男の織りなすサスペンスノベル。
あなたも心を受け取ってみませんか!!