走れ
さわべいづみ 「おれ」は、街中を歩いているといきなり若い男にタッチされ、訳の判らぬまま「追われる役」を負わされる。街を逃げ回る「おれ」は、自分を「助ける役」と称する謎の美少女と出会う。
少女が言うには、これは「ゲーム」だと言う。
この「ゲーム」の十三番目の主人公である「おれ」の役割……それは、追っ手を振り切り、ゴールである「可能性として『おれ』が最後にたどり着く最も遠い場所」に行き着くことだという。
これは現実なのか?悪夢なのか?ゴールとは一体どこに?ゲームに負ければ、「おれ」には死が待っていると少女は言う。
「おれ」と少女は、追っ手を振り切り、「ゴール」目指して街を駆け抜ける。
最後に、二人を待ち受けている物は?少女の正体は?スピード感のある幻想SF短編。
当作品は、作者のWebサイト「いづみちゃんの文化鍋」で無料公開されています。
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