学園大戦ヴァルキリーズREEND
ウツテンカイ 学園大戦ヴァルキリーズシリーズ完結編。シリーズ第四作の今作はREVから続いたシリーズの一旦の終焉が描かれ、なぜシリーズの各作品が純粋な続編ではなくパラレルワールドを舞台としていたのか?という読者側の疑問に対する解答が提示される内容となっている。
作品のテーマは『自分で足で前に出ること』と『敗者の戦い』であり、今作における暴力描写及び戦闘描写はシリーズ中、最も過激かつ残酷なものとなっている。
1944年。
アルカにおける戦いはロシア系ヴォルクグラード人民学園とドイツ系シュネーヴァルト学園の二校を中心として行われていた。
シュネーヴァルト学園は膠着した戦局を打開するため大規模な侵攻作戦を計画、その事前準備として自校においてヴォルクグラード軍兵士に成りすましたシュネーヴァルト兵による銃乱射事件を引き起こす。
この事件によってシュネーヴァルト内の反ヴォルクグラード感情は爆発的に強まり、アルカにおいてタブーとされている本校に対する直接攻撃及び制圧作戦が実行に移されることとなった。
シュネーヴァルト軍は奇襲攻撃を敢行、ヴォルクグラード軍の戦力の大半を壊滅させる。
対するヴォルクグラード軍は残存戦力を結集、唯一生き残ったヴァルキリー、マリア・パステルナークを主軸として決死の反撃を試みるが……。