美少女除霊師(ゴーストスイーパー)は若葉(しょしんしゃ)マーク(1)
なつめx2 【タイトル】美少女除霊師(ゴーストスイーパー)は若葉(しょしんしゃ)マーク(1)【作者】夏目棗(なつめなつめ)【登場人物】●御神霊子(おがみれいこ)=18歳。11月11日生まれ。
身長148cm。
体重42kg。
スリーサイズは上から90(Dカップ)-58-90。
血液型AB型。
本名は「おがみ」だが初対面の相手は名刺を見ると殆ど「みかみ」と発音する。
●邪島忠則(よこしまただのり)=20歳。
身長175cm。
血液型O型。
『御神霊子除霊事務所』のアシスタント。
時給250円から。
頭に巻いているバンダナがトレードマーク。
●マリ子(マリ姉)=身長156cm。
体重47kg。
スリーサイズは上から78(Aカップ)-56-80。
血液型O型。
『御神霊子除霊事務所』の雑用係。
日給30円から。
15年前に巫女のアルバイト中に階段から落ちて死亡。
処女だったのが未練となって幽霊となる。
霊体であるゆえ普通の服は着られず、死んだ時に身に着けていた巫女服を着ている。
●田中社長=先代(霊子の師匠)に仕事を斡旋してくれていた探偵社の社長。
過っては先代の除霊アシスタントもこなしていた業界通で、今でも霊子を心配してはわざわざ除霊の仕事を探してきてくれている。
小太りの憎めない“おっちゃん”。
●高光陽子(たかみつようこ)=放課後になると『僕も』『僕も』と行列ができるクラスメートでヌキ捲くって鍛えたという《ふぇら》自慢の美少女幽霊。
●マダム幽霊=資産家の旦那と死に別れた後、若いツバメを何人も侍らせて遊興に耽った挙句、所謂痴情の縺れで刺し殺された五〇代後半の有閑マダムの幽霊。
その体重は三桁に届いていた……。
【内容紹介】過って、経済大国日本において除霊は超ボロいビジネスであった。
社会の安全と経済活動をおびやかす悪霊や妖怪を退治する現代のエクソシスト――それがゴーストスイーパーであった……時代から、早十数年。
東の超大国の経済破綻の煽りを受けて、この国も今や経済不況の真っ只中。
過っては超ボロいビジネスだったゴーストスイーパーも、今では斜陽を極めていた――。
そんな時代に、御神霊子(おがみれいこ)は、ナイスバディーの霊能力者にして凄腕の除霊師(ゴーストスイーパー)と謳われた先代から銀座の一等地に構えていた事務所を無理矢理受け継がされてしまう。
こうして、霊能力は先代に見込まれただけあって超一級品だったが、何分経験値とセールス能力の欠如した霊子の新米除霊師(ゴーストスイーパー)としての苦悩の日々が始まったのだった。
それから一年、都落ちした雑居ビルの一室で霊子は一つの決断を下す。
「ともかく、利益率を上げなくっちゃ!……それには、値の張る精霊石や一枚三〇〇万はする破魔札なんて使えないわね!……と、なるとぉ……」そして、霊子は神棚に恭しく封印してあった先代愛用の神通棍(じんつうこん)を手に取ったのである。
実はこの神通棍は曰くつきの逸品だった。
除霊の為の力は精霊石や破魔札に劣らないが、使用者の性的な力をパワーに変えて放出する事で除霊を行うという厄介な代物だった。
そして、その結果として使用後に揺り返しがくるのだ。
つまり、使用後に性的な発散(SEXないしオナニー)を必要としたのである。
彼氏も居ない(いや、そもそも処女の)霊子には些か荷の重い道具だったのである。
霊子がそんな苦渋の決断を下したその時、一人の冴えない青年が事務所を訪れる。
彼こそ、その後永きに渡り霊子をサポートする事となる邪島忠則(よこしまただのり)であった。
そして運命の悪戯は、この場面に仕事の依頼を携えた探偵社の社長を向かわせたのだった。
こうして有耶無耶の内に三人で向かった除霊の現場で、邪島は秘められた稀有な才能を開花させる。
幽霊にビビって硬直してしまった邪島に美貌の女幽霊がフェラチオを始め、呆気に取られて霊子たちが見守る中、何と彼の精液がその女幽霊を浄化してしまったのだ。
それを見た社長が叫んでいた。
「以前、先生(先代である霊子の師匠)から聞いた事があるんだ……己の巨根を神通棍と為し、そこから迸る体液を以って女幽霊を浄化する、いや正しく昇天させる伝説の導師がいた、と……もしかしたら、彼にはその才能が秘められているのかも……」(あ、あり得ないーっ!)突っ込む霊子に社長が重ねて言った。
「でも、もしそうなら…こりゃあ、願ったり適ったりじゃないか!…考えてもごらんよ、タダだよ、た・だ……除霊経費が、さっ!」こうして、邪島忠則の御神霊子除霊事務所への就職が有耶無耶の内に決定したのだった。
それ以来、どこで噂を聞きつけるのか女幽霊の除霊の仕事が殺到する。
中にはイタコを通して女幽霊自ら除霊を依頼してくるケースさえあった。
そして、幽霊を前にすると硬直してしまう特異体質の邪島の為に、霊子は厭々ながら彼の除霊の為の準備を手伝う(つまり霊子が勃起させてやる)破目になる。
更に、一日に三ヶ所、四ヶ所と現場を重ねれば(それだけ依頼は多かったので)当然『手淫』だけでは『起動準備』が整わなくなる。
しかも霊子に一目惚れした邪島があの手この手で霊子に要求をエスカレートさせるのだった。
『手淫』の次は『口淫』と、処女の霊子に難題が降り掛かる。
そんなある日……。
「Report1.奇妙な除霊」では、霊子と邪島の運命的な出逢いから邪島の異能力の開花までを……。
「Report2.邪島の異能力と共同作業」では、いよいよ除霊の現場での霊子の