DearmySweetDevil

とぅるてぃまどきゅーん!
大丈夫。
絶対。
大丈夫だから。
いつものように朝起きて、いつものように学校に行き、いつものように彼女とお気に入りの場所に来ていた。
『何かね。
私、悪魔らしいんだ』彼女はそう言って、既に自らの運命を知り始めていた。
あるはずのないもの、今だから気づけたこと、すぐそばに在るもの、本当に守りたかったもの――。
気づけば、僕は気づいていないことだらけだった。
僕たちは、ごく普通の毎日を送るはずだった。
この先に残された儚き虚像は、君がくれた夢、そして優しい嘘――。
御伽話も悪魔の翼もない世界で、もし君に預けた私の背中に神の与えた悪戯があったとしても、優しさを、くれますか。
DearmySweetDevil...