広がる空の片隅の

GOODDAYSMAKER
日に十数本しか電車が来ないような田舎町で暮らす主人公は、海外を股にかけて仕事をするエキセントリックな父親に時折振り回されつつも悠々自適な一人暮らしをしていた。
そんな折、突然かかってきた父親からの電話で『義妹』ができたことを知る。
しかも、その降ってわいたようにできた義妹は、あと5分ほどで最寄り駅に着くらしい。
思考もまとまらないまま、焦りながら迎えに行った主人公は、そこで一人の少女と出会う。
「文月澄空です。
よろしくお願いします」日の光にほどける金髪・吸いこまれそうなほど澄んだ青い瞳の少女は、だがそんな外見に似合わない奥ゆかしい仕草で頭をさげる。
広がる空の片隅で、とある兄妹のお話が幕を開けた――