聖守護戦士リアトリス

丹下拳闘倶楽部
黄昏ゆく街を見下ろしながら俺は思う。
自分に科せられた「世界を守護する」という宿命を背負い、戦った日々を。
何のために戦うのか、自問自答し続けた日々を。
虚しさを抱いたそんな俺の前に……彼女が現れた。
傷つきながらも、孤独な戦いを今も続けているリアトリス、俺と同じ「世界の守護者」。
誰が助けてくれるわけでもなく、誰から感謝されることもない。
ひっそりと、ただ世界の均衡を図るために戦い続ける。
……だが彼女は知っている。
俺が遂に見つけられなかった答えを。
自分が何者なのか、何のために戦うのかを。