メイド服のマーメイド・下

ラテン書院
十九世紀中葉のマグナ・ブリタンニア連合王国では、東洋から茶を運ぶ帆船のレースに人々が熱中していた。
その年の新茶を最も早くロンドンへもたらした船には、多額の賞金と多大な名誉が与えられる。
マーメイド・コテージの人魚たちもレースの最終局面を見届けるため、クルーザーに乗ってアングリア海峡へとやって来たのだった。