姦獄王国

Lasmanchas919
王国軍と魔軍との100年の長きに亘る戦争は首都トリアの陥落により王国側の無条件降伏で終戦した。
屈強な意志を持つ騎士団と先進的な研究を行う魔術師によって支えられていたラストリア王国。
永劫の繁栄を約束された王国であると思われたが、ある日突然濃霧が王国の辺境を覆い魔物が溢れた。
はじめこそ王国の討伐隊が速やかに魔物を殲滅していたが、濃霧を消し去ることはできず、濃霧は徐々に王国の土地を蝕んでいった。
魔物の圧倒的な物量を前にして王国軍は徐々に削られ、終わりの見えない戦争という重圧が兵士の精神を折った。
そして100年の月日がたち、首都トリアが魔軍によって落とされた。
王国全土が濃霧に覆われ、助けのこない村や町では魔物により蹂躙が始まり、男は殺されるか奴隷として労働力にされた。
婦女子は魔物によって陵辱され、その悲鳴と断末魔は濃霧に飲まれていった。