用明二年のノブレス・オブリージュ神の巻

劇団文七
劇団文七が送る神霊廟長編小説第一弾。
青娥の少女時代から、仙女となって古代日本へ旅立つまでを描く。
仙術にのめりこんだ父と、狂気に囚われた母を持つ青娥は、ある日、霍桓という少年と出会う。
父の背を追い求める少女は。
母の影と向き合えない娘は。
夫の眼に映しだされる妻は。
子の手が握れなくなった母は。
羽衣を纏い、東方の空に舞う。