凌辱乃◯子ちゃん

アーアイル
.日帰り旅行がてら、軽井沢の祥◯さまの別荘を訪れた、乃◯子と志◯子。
その日の帰り。
時刻は午後八時。
「そこの可愛いお二人さん。
ちょっと俺らと付き合ってくんね?」乃◯子と志◯子は、駅前の裏通りで、見るからにガラの悪そうな、数人の男達にからまれた。
ギャングか、チンピラか、ゴロツキか。
突然の悪者登場に、田舎育ちの純朴な志◯子は、瞬間動揺する。
しかし、都会育ちで頭の回転が速い乃◯子は、即座に対処法を考える。
・ひとけの無い、裏道なんか通るんじゃなかった。
・か弱い女2人で、どうこう出来る人数ではない。
・交番へ駆け込もうにも、正確な位置は知らない。
・目の前で通報する暇なんて、与えてくれるはずもない。
・とにかく、志◯子さんだけは絶対に守らなくては。
乃◯子の行動は素早い。
男達に完全に囲まれる前に、志◯子の手を掴み、脱兎のごとく逃げ出した。
男達が声をかけてきて、まだ2秒も経っていない。
舐めてかかっていた男達は、その素早い対応に、完全に虚を突かれた。
みるみる走り去っていく乃◯子と志◯子。
我に返った男達は、慌てて2人の後を追った。
男達の靴はスニーカー。
乃◯子と志◯子の靴はサンダルとパンプス。
これでは走って逃げ切れない。
そこで乃◯子が次に考えたプランは。
・薄暗い路地に志◯子さんを押し込み、男達から隠す。
・そして自分自身が囮となって、男達をひきつける。
・その間に、警察に通報してくれるよう、志◯子さんに頼んでおく。
(志◯子さんを安全に逃がすためには、きっとこれが最善。
)有無を言わさず志◯子を路地に押しこみ、乃◯子は通りへ走り出て行った――。
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