国家性力戦~産めよ孕めよ国のため~

un_conscious
商業誌で活躍中の駄菓子氏をイラストレーターに迎え、暗鬱とした戦時下で犯される女たちを質の高い線画と塗りで描き切った本作。
駄菓子氏書き下ろしの各キャラ鉛筆画付き!■ストーリー時は激動の性紀。
X937年7月。
大陸での一発の銃声が戦端を開いた。
戦乱は野火の如く大陸全土に広がった。
未曾有の世界大戦の幕開けである。
諸国が大陸側を支援したことで事態は長期化。
それに伴い、帝国国内では男性人口と出生率が著しく低下。
危機感を強めた厚生省民族衛生研究会は、積極的な性交を国民に推奨した。
「産めよ孕めよ国のため」その合言葉は、やがて推奨ではなく強制となった。
国家性動員法が制定され、国民の性生活は統制された。
男たちは婦女子を妊娠させるために徴精され、婦女子たちもまた銃後の守りとしてその身体を献じた。
言論もまた統制され、国民の性欲を煽るため、新聞には卑猥な写真や官能小説が掲載され、ラジオでは猥談が放送された。
これは、その時代の記録である。
■各話あらすじ○第一話情事教練「遂げよ性戦孕めよ婦女子」徴精検査に甲種合格した絶倫な者は情事教練に入り、射精法、愛撫法、体位学、性史などを学び出精した。
○第二話性交配給制「足らぬ足らぬは子種が足らぬ」銃後の国民には性交通帳や外色券が配布され、毎月規定数の性交の義務が課せられ、相手を割り当てられた。
○第三話女子献身隊「性戦だ己れ孕んで国生かせ」生産力強化のため淫労動員の対象年齢が引き下げられ、若い婦女子たちは女子献身隊として組織された。
○第四話学徒出淫「精子の一滴、血の一滴」在学中の学徒までもが徴精され、促成栽培として経験豊富な婦人たちから手ほどきを受けた。
○第五話特交警察「貞操は敵だ!」特別交接警察は国民の性生活を監視し、痴安維持法違反者に交接を強制したため恐れられた。
○第六話淫労奉仕「痛がりません産むまでは」学校の授業として奉仕活動が取り入れられ、勃起不全の老人への奉仕などで生殖力増強が図られた。
○第七話国家淫道「孕め一億赤玉だ!」安産を司る祭神を祀る社では、勝利のため人口増加を祈願する神前儀式が行われた。
■構成基本絵7枚(各絵5~6枚差分+鉛筆画付き)セリフ有無断面図有無計298枚PDFファイル同梱■注意この作品は架空世界を舞台にしたフィクションです。
戦時の国家体制に対する風刺が含まれておりますが、その他、特定の国家・団体・人物・思想に対する賛美や批判、中傷の意図は一切ございません。