若妻生贄祭壇

華孔雀
その国は今まさに滅びようとしていた。
国の災いを祓うため神官は国の文化でもある「生贄」の儀式を行なおうとしていた。
その「生贄」の儀式とは、神との融合だった。
その「生贄」に選ばれたのは、村の若妻アンナ(29)であった。
「若い」とはいえぬ歳のアンナは疑問に思いながら神官のいる神殿に向かう。
そこで待ち受ける神との融合の儀式とは、アンナの想像を超えるものだった。