わたしとあなたの露出交換日記

空色書房
その男には、誰にも言えない密かな性癖があった。
それは、人知れず街中で全ての衣服を脱ぎ捨て、自慰に耽ること。
その日の夜も、人通りのない住宅街で生まれたままの姿へと立ち戻り、欲望のままに快楽を貪っていた。
誰にも見られていないはずだった。
しかし、ふいに背後から呼び止められる声に振り返ると、そこで彼が見たものは、自分と同じく生まれたままの姿へと立ち戻った成人女性の姿だった。
彼女に誘われるままにエスカレートしていく性感行為に思い悩みながらも、流されずにはいられない男の官能小説です。