ナチス列伝オカルティストのヒムラー
紅学素人 日本においては、教科書的にナチスのことにふれられるものの、その伝えられる姿は実像というにはほど遠いものである。今の日本ではいまだに左翼的な歴史観が強いが、これはスターリン支配下のコミンテルンの政治戦略と結びついたものであり、事実というよりも謀略に近いものである。
ナチスはこのコミンテルンの謀略と戦っていたのである。
これから、ナチスの主要な人物について、列伝風に論じ、できるだけ読者の皆さんにナチスの事実を知っていただきたいと思う。
ということで、第二回目は事実上ナチスを支えていたヒムラーについて取り上げることとしたい。
彼は、コミンテルンの謀略と戦うために、自らも理論武装し、新しい宗教とでもいうべき、オカルト的な神話の世界に沈湎し、親衛隊を中世の騎士団のような組織に作り上げ、最後の最後までコミンテルンと戦おうとした。
そして、ヒムラーの後継者たちが、ヒムラーの信念を引き継ぎ、冷戦を演出した。
わかりやすくなるよう、関係者の画像を多く掲載している。
目次はじめに2一.ヒムラーの権力掌握まで14二.ヒムラーの権力掌握25三.予言者ヴァイストアとの出会い32四.ヒムラーのオカルト42五.ヒムラーとニュータイプ52六.拡大し続けるヒムラーの権力65七.ヒムラーの和平工作80八.ヒムラーの夢の続き冷戦94九.共産主義とユダヤ人102ページ数107ページ字数17000字画像はパブリックドメインとウィキメディアコモンズのクリエイティブコモンズの画像を利用。
後者については帰属を明記している。