魔女っ子のヘアバンド

ネコミトリ
目に入るのは、明らかに一般的な“普通”の女子の姿とはかけ離れた幼馴染の立ち姿だった。
……そう、なんだ、一言で言うなら……彼女は、『魔女』だった。
黒い、いかにもなとんがり帽子を被り、マントに身を包む。
彼女は小さい頃からいつもこんな格好をしている。
それだけならまだ良いのだが……いつからか、こいつは俺の部屋を訪れると、“ある行為”をして帰っていくのだ。
ソレは非常に俺の神経を逆撫でして……