無表情な像が笑う

ペンシルモディ
市民センターのカフェではこの日、ビルの屋上に掲げられている“像”の話で持ちきりだった・・・・・。
俺はここのところずっと、忙しい仕事の合間を縫って、公共施設の市民センターで開かれている簡易的なカフェに通っている。
「知ってるよ。
なんだか妙に不気味な像だろ?」「不気味かなぁ、でも確かに無表情だし、子供なら怖がる子もいるかもね」「街中にあるから耐えられるんだよ、あれが人気のないくらい場所にあると想像してみなよ?」「ウハハ、確かに怖いかもね」”偶然”遠くにある自宅まで歩いて帰ることにした主人公は、話題に上がっていたその”像”の前を通りかかる・・・・。
短編の創作小説です。
文字数は2800字程度です。