骨色の常世歌(グライド・ノヴェル版)

讃岐建治
『漂着死体は人魚?』八年前、人魚とひと夏を過ごし、その幻影に囚われてきた青年は、この報道の真相を探り始める。
同じ頃、陰惨な殺人事件が発生。
その死体は足を切断され海洋生物の尾をつけられ人魚を模されていた・・・。
事件を追う刑事と青年の眼前にちらつく少女の影は、果たしてこの世のモノなのか?少女の歌に伊邪なわれ舞台は瀬戸内の孤島へ移り、幻影はついに実体を現す。
島に秘匿されてきた民間伝承が明らかとなるその時、一連の事件は機縁者にとって忘れられない傷痕を刻む。
八年前のおもいでが、今幽かに聴こえ始めた――。
新感覚グライド・ノヴェル