Sacrifice-終わりのない贖罪-
ふぁる☆すたっふ 人類が宇宙にまで進出した超未来、その遍く星々は神々の手によって統治されていた。私たちの地球は文明の進化の末、凄惨な結末を迎え一度滅んだが、その生命力によって息を吹き返した。
だが生き残った人類の子孫は、この星を二度と汚してはならぬと誓い、遠く外宇宙へと旅立って行ったのである。
その後。
人類は地球型の惑星を見付けては移住を開始し、その数は次第に増えて行った。
最初に人類が降り立った地球型惑星は『ウーノ』と名付けられ、以降、移住が進んだ順に番号がそのまま名前を表すようになった。
が、突如として『ウーノ』を襲う謎の病原体。
これに冒されると、人類は蟲化してしまうという、恐ろしい物だった。
しかし、神の血を持つ少年の力により、人類は僅かな光明を見出す。
だが少年一人の力で全人類は救えない。
だが少年は言い切った、『この星は僕が守る』と。
その時、少年は命をも賭す覚悟であった。
そしてそこへ、9番目の地球『ノーヴェ』からの旅人と知り合う少年。
彼はその度人との出会いにより、生きる目的を見出した。
そしてその目的はいつしか『愛情』へと昇華していく。
これは、そんな二つの『地球』を舞台として展開し、主人公たちの青春の光と影を弄ぶ悪魔の子守歌である。