【ポイント10%還元】芋っ子プップー!ガスタンク!

オナラプップー
「おいもください」大きなカゴを真ん中に持った、小さな双子の右側が八百屋のおばさんに声をかけた。
「どれくらい欲しいのかな?」「かえるだけください」今度は左側がそう言って折り目のない一万円札をピンと差し出した。
「うーん、このお芋何に使うのかな?」困ったおばさんが双子達にそう尋ねると、双子達はハッと顔を見合わせた。
双子達の顔はみるみる内に真っ赤になり、それきりピタリと固まってしまった。
その様子があんまりにも可愛いかったので、おばさんは双子達にそれ以上何も聞けなくなってしまった。
結局、双子達はカゴにお芋を積めるだけ積んで、運べるだけの量を買った。
大変な量になった。
それから双子達は目をキラキラさせながら、えっちらおっちら来た道を一生懸命帰っていった。
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