平成五段

しらさよ
昼も夜もサングラス、彼は団地の変わり者、自称プロの将棋指し。
いう事やることヘンチクリンそんな彼をみんなは変タカと呼ぶ。
インターネットもケータイもなかった平成5年。
世の空気は緩く流れ胸いっぱい息を吸って大声を張り上げても誰もおかまいなし。
元気で居ることが美徳。
希望があり余裕があり夢があった。
まだ、そんな時代だった。