【ポイント10%還元】うそつきうさぎととりあたま
えせねこてーる 幻想郷の片隅に、うそつきうさぎが一人いた。さみしがりやなうそつきは、誰かをみつけちゃ話しかけ、古今東西嘘ついた。
「あほうのかっぱ、皿を割ってやった。
」「しろの門番こらしめるなぞ、私にしてみりゃ赤子の手を捻るに等しいぞ。
」ちっぽけなうさぎのちっぽけな嘘、誰も信じるはずもなく。
みんなはどんどんうさぎを嫌いになっていった。
そんなうさぎが出会うのは、純粋で無垢で、「ウソ」なんて少しもしらない、うさぎとおんなじひとりぼっちの烏だった。
「どうして一人でこんなところにいるんだい?」「なんにもわからない。
わかることはただ一つ、とっても寂しい気持ちってことだけさ。
」烏は、記憶が一日しかもたなかった。