群青~The City Is a Harsh Mistress~

陰気なサーカス
錆びた街。
空高く伸びる煙突。
白む空。
どこを見たって面白みのない、神様の作った素敵な肥溜め。
それが私達の京都で、私達の科学世紀だった。
それでも、生きないといけない。
理由は分からないけれど、きっとそう考えるように、プログラムされているんだと思う。
最悪の科学世紀を秘封倶楽部の二人が駆ける。
ちょっぴり哲学風味のスチームパンクSFノベル。
全256頁。