前夜祭

フリーダムプロフェット
太一と奈美は幼馴染であった。
子供の頃から引っ込み思案な太一と明るく元気で誰とでも仲良くなれる奈美。
太一はいつしかそんな奈美に恋心を抱いていた。
長じて、同じ学校に通い同じ演劇部に所属する事になった二人。
三年生最後の文化祭での演目で、太一は脚本を書いて奈美がその演劇のヒロインをする事になった。
太一は決心していた、この演劇が成功裏に終わったら。
その時は長年温めていた想いを伝えると。
だが、翌日に演劇本番を控えた放課後。
太一は大好きな奈美の本当の姿を目撃してしまう。