やっぱ地球に住むの無理だわ

オナラプップー
『なんと!これだけじゃないんですよ!見てください!他にもこんなに便利な機能がたくさんあるんですよ!』うるさい。
ああ、またテレビをつけたまま寝ていたのか。
テレビ画面は深夜の通販番組を垂れ流していた。
どうでもよさそうな道具を手にしたこれまたどうでもよさそうな人間が便利だ便利だとひっきりなしに騒ぎ立てている。
私はやっとリモコンを見つけ出すとテレビのスイッチを切った。
もう勘弁して欲しい。
これ以上便利なもので限りある世界を埋め尽くすのはそろそろやめにしてほしい。
最も、それは今の私に言えたことではないかもしれないけれど。
そこらじゅう、私の部屋に散乱しているのは、脱ぎ散らかした衣服ではなく、素っ裸の若い男女だった。
私の体は乾いて干からびた精液がおま○こから顔にいたるまでかかっていて鬱陶しいことこの上なかった。
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