エルフの竜の巫女と浄化の儀式(膨腹破裂)

ななしいんふれーしょん
表紙・余白ページ込み:26p本文:24p※2ページ目は調整用の余白ページです。
落丁ではありません。
~あらすじ~エルフ族は、どこからともなく湧き出す「咎」の災厄を避けるため、代々「竜の巫女」と呼ばれる、竜の血を引く女性が20年に一度、「浄化の儀式」を執り行っているという。
また、竜の血を引かない者も、「巫女」として不定期に「浄化の儀式」を執り行っている。
「浄化の儀式」は、彼女ら「巫女」自らが生贄となり、子宮に「咎」を腹が破裂するまで受け入れ続けるという凄惨な儀式である。
受け入れた咎は浄化されるため、より巫女の腹が膨れ上がるほど、その後は安泰であるとされる。
しかし…その実態は、「理性的で社交的なエルフ族」という評価を守るために抽出した自らの煩悩(特に性欲)のやり場に困り、社会的に疎まれる混血種や、罪人の腹に詰めてまとめて処理してしまえ、という考えのもと生み出された、利己的なものであった。
長年繰り返されたこの悪習は、いまやエルフ族の一大娯楽として成立し、儀式を撮影した動画は裏の市場で取引されている。
訓練を受け、これが素晴らしい神聖な儀式であると教えられ、より多くの「咎」を子宮に受け入れることができれば、皆が幸せになれる、と教育された「巫女」。
いわれのない罪で、避けられない死と苦痛を宣告された「巫女」。
今日もまた、「浄化の儀式」が執り行われる…