快感に辿り着くまで……不感症の私の性処理業務

悶々堂
不感症だった私を感じさせようと、当時付き合っていた彼は色々な行為を試してくれた。
それでも私は感じることができず、結局恋人に別れを告げられてしまった。
おまけに職も失ってしまった私がたまたま見つけた求人広告。
そこには「不感症の方優遇」の文字…。
恋人も仕事もなくし、自棄になっていた私は勢い任せに応募ボタンを押してしまった。
私の再就職先は大手上場企業の性社員。
正確に言うと「性処理係」。
男性社員の性処理をするという仕事だったが、性行為に何も感じない私にはうってつけだと思った。
…思っていた。
しかしいざ重役たちの相手を始めてみると、感じたことのない快感、嗅いだことのないおじさんの匂いに、私はやがて…――。
※本作品は原作者の協力により制作しました。