I - H vol.12

江呂須堂
「彼の描いた花乙女に恥じぬ振る舞い…見事な化けっぷりだ。
仮面で素顔を隠した昼間の装い…辛くはないかね?自身の真の姿から目をそらさず、向き合うんだな」「安心したまえ。
君がよからぬ行動に出ない限りこの映像や画像は人目に触れることはない」中隊長をさんざん玩び、辱めに興じたエロオヤジ参謀長は、録画データを手中に、屈辱的な言葉を浴びせながら尚もいたぶり続ける。
尊厳を踏みにじられ、愛しい彼までも侮辱された中隊長の胸中。
何かが弾け、ブチ切れるのを彼女はもう制止出来なかった。
「I-H」シリーズの第12話です。
本編55p