いとこが突然遊びに来た件 2

ぱらだいす
今日は日曜日。
朝、目が覚めてリビングに行くと、両親は出かける準備をしていた。
「あら、起きたの?今日は親戚の結婚式があるから、留守番よろしくね。
ご飯は冷蔵庫に入ってるから、アイちゃんと一緒に食べてね。
」(え?アイちゃん?)その時、玄関のチャイムが鳴った。
どうやら、おじさんとおばさんが来たようだ。
その後ろには3歳年下のいとこ、アイちゃんがいた。
「今日はアイちゃんをよろしくね。
いっぱい遊んであげてね。
」おばさんはそう言うと、両親とおじさんと一緒に出て行った。
俺とアイちゃんは一緒に留守番をする事になった。
ふたりっきりになったリビング。
気まずい空気が漂う。
この前あんなコトしちゃったしな。


一緒に昼食を食べ、一緒にテレビを観る。
その間、お互いに一言もしゃべらず。
アイちゃんはたまにこっちをチラっと見るが目が合うと、さっと目をそらす。
気まずい。


非常に気まずい。


ちょっとしばらく別々に居たほうがいいかもな。
「あ、アイちゃん。
俺、風呂に入ってくるわ。
」これなら一人になれるし、時間も多少は潰せる。
俺はバスルームに入り、湯船に浸かった。
「ふう。


とは言え、ずーっと風呂に入ってるわけにもいかないしな」このあとどうしようか考えていたら、バスルームの扉がガチャリと開いた。
基本CG12枚総CG124枚(本編CG80枚セリフ、背景なし44枚)