サキュバスヘヴン

Chaos Gate
人の中から淫魔が現れはじめた時代。
大陸中央部で起きた瘴気噴出をきっかけに、淫魔と退魔師たちとの戦いは苛烈さを増していた。
災厄前の遺物「聖域」によって危うい均衡が保たれていたが、つかの間の平穏であることは誰の目にも明らかだった。
そんな最中、大陸辺境の遺跡にて聖域異常が確認される。
対処にあたったのは魔女エレオノーラ、従者セラ、そしてもう一人の魔女ドロシーの三名。
これ以上の応援を待つ時間はない。
停止した聖域を一刻も早く再稼働させるため、瘴気が蔓延するダンジョンへたった三人で挑まねばならなかった。