ハテノ、ソラデ。

薄明光線
俗に言ういじめられっこだった少女・藍夏。
ずっと耐えてきたがその日、突然ぽっきりと心が折れてしまう。
しかしそんな状況を待ちわびていたかのように、彼女の元へ声が響いた。
「世界が、憎いか?」自虐的になっていた藍夏はその声に素直に答え、異界へと誘う声にも応じてしまった。
そして意識を失い目覚めた先は、光さえ射さないどこかの建物の中だった。
そこは一度入れば二度と出られないと言われている、監獄城砦イルメニスと呼ばれた、異界の建造物の中だった。
呼ばれた理由すら分からないまま、無秩序と化したイルメニスという空間で、藍夏が辿る未来は果たしてどうなるのか…。