世界一幸せな奴隷の少女とその奴隷の事が大好きな発情期のツンデレ猫耳お嬢様
山月亭 発情期に苛まれている獣族の令嬢、エリザ。彼女は性奴隷を買う為に、奴隷店を訪れる。
しかし、エリザは本来気難しい性格であり、発情期とはいえ知らない相手に体を預けるのはやはり嫌という考えに行きつく。
エリザは何も買わずに奴隷店を去ろうとするが、その直前で、ある一人の奴隷が目に留まる。
その奴隷の名はミーア。
ミーアは不治の病を患っており、もう残りの寿命は30日程度しかなく、このまま誰からも愛されず死んでいく事が定められた奴隷だった。
エリザはそんなミーアの抱える孤独に自分を重ね、店一番の不良品と言われたミーアを自身の性奴隷とする事に決める。
家に帰り、夜伽の相手をさせた後。
エリザは不安がるミーアと話し、「他の誰でもなく貴女だから心を許せる」と話す。
親から捨てられ、奴隷としてすら必要とされず、生まれてから一度も誰かに愛された事のないミーアにとって、その言葉は救いだった。
ミーアは自分の生まれてきた意味を感じ、どうしようもない程の幸福に包まれる。
そしてミーアは、自分の残り少ない命の全てをこの獣族のお嬢様の為に捧げようと決意する。
体を重ね、言葉を重ね、愛を重ね…。
30日間という決められた時間の中、ツンデレ猫耳のお嬢様と奴隷の少女は、世界で一番幸せな時間を過ごす事になるのだった。