ひとりごと

雨洩り宿
朝潮は敬愛する司令官の役に立ちたいという思いから、今までずっと率先してお手伝いをしてきた。
しかし、その純粋な役立ちたいという思いはいつしか司令官に「もっと褒められたい」「もっと認められたい」という欲求が混じってくるようになった。
そんな自分に嫌悪感を抱き、少しばかり情緒不安定になる朝潮に、荒潮、霞、満潮たち姉妹は振り回されながらも打開策を模索する。
…これは「優しさの正体」を探ろうとする、ただ「優しくありたい人」たちのお話。