助けた狐がケモ耳メイドになって恩返しご奉仕に来てくれました
フヅキ堂。 夜も暮れたある日。突然玄関をノックする音が響き、ドアを開けてみると狐耳を生やした和装メイドの少女がいました。
「…御免下さい。
夜分遅くに申し訳ありません。
私、キヌと申します」キヌと名乗る少女は昨晩助けられた狐であると語り、恩返しのためメイドとして自分の元へやって来たという。
「今宵から、私は貴方様を主様と仰ぎ、誠心誠意ご奉仕する所存です。
それでは主様、これからキヌを、宜しくお願いいたします」これはそんな彼女と始まる、最初の夜の物語です。