シンキロウ

ひとんち
40歳。
独身。
パッとしない生活を送っていた主人公【石和】は40歳の誕生日、会社を無断欠勤し幼い頃の故郷へと向かった。
逃げ帰った故郷は、ダムの工事で水底に沈んでおり、主人公はそこにかつてあったものを眺めているようだった。
自然と漫然と足を運び、一歩一歩と歩き出す。
そして―――、その先で、20年前の幼馴染とそっくりな女の子と出会う。
彼女はいったい何者なのか。
無邪気に跳ねる彼女を通して、20年前の苦い記憶がその姿に重なる―――。