意地悪なクール系後輩の敬愛性奉仕
G線上の牡丹雪 サッカー部のキャプテンをしているあなたには、全国大会へ行くという夢があります。ことあるごとにあなたはその夢を、部内で公言するのですが……「こんな弱小部で、この激戦区を勝ち抜ける訳ないじゃないですか。
舐めてるんですか?先輩。
」後輩マネージャーの反応は、いつだって冷ややかなのでした。
しかし何故だかその後輩は、発言とは裏腹にあなたの事を随分と慕っているご様子で。
ある日体育倉庫で二人きりになった時、あなたに彼女が囁きます。
「今から私、先輩の事襲いますね。
」――始まるのは最後の夏。
最後の大会。
そのかけがえの無い時間の中で、未熟で純粋な二人の時間が、乱れ、絡まり、紡がれていく……。
……青春を此処に。