A団地の肉便器ママ〜愛する息子の前で〜
工房七 ●●県●●市20XX年8月23日ある交通死亡事故が起きた。死亡したのは運転手である新田タカシ38歳、妻朋子36歳、息子勇人と共に暮らす幸せな家庭の主であった。
社会人サッカークラブに所属しており、事故当日は遠征先の同県中部の●●市で試合をしており、その打ち上げ後ビジネスホテルに向かう途中民家の壁に激突し死亡した。
捜査当局は飲酒による居眠り運転とし処理した。
飲酒の疑いのある事故であったため、修理費用等保険適用されず朋子は900万の多額の負債を抱えることとになり、生活のため住んでいた家賃9万円のマンションから出て、同市内の最も安い家賃1万5千円の団地に越すこととなった。
しかしその団地は性犯罪等の元受刑者の巣窟となっており、周辺地域では頻繁に強制わいせつ事件や下着の窃盗事件が起こっていたため、要警戒地区とされていた。
この話はそんな母親との団地に越してからの10日間を現在の息子の証言を元に振り返ったドキュメントである。
〜息子勇人談〜この時はまだこの団地に引っ越してきた恐ろしさを分かっていませんでした。
ぼくはパパが居なくなっちゃったショックやお家が貧乏になってママのことが心配な気持ちはあったけど、パパに教えてもらったサッカーを頑張ってプロサッカー選手になっていつかママと天国のパパを喜ばせたいと思っていました。
でもぼくがしたある失敗のせいで、全てがおかしくなっていきました。