日本史の中の深海棲艦
びびび文庫 古くは長江文明に端を発する、人類とはまったく異なる存在「深海棲艦」。彼らはやがて日本に渡り、「天皇」となって河内の地に王朝を打ち立てた。
海軍力を武器に勢力を拡大する深海棲艦勢力は、やがて人類勢力と激しく対立していく。
「任那四県割譲事件」「磐井の乱」「継体・欽明朝の内乱」「仏教公伝」……これらはすべて、深海棲艦と人類の権力闘争の中で発生した事件なのだ。
そしてやがて、かつては栄華を誇った深海棲艦勢力も、西暦645年にその命脈を絶たれることとなる。
「大化の改新」とは、深海棲艦勢力という存在自体を無意味化する大変革だったのだ。
これ以降、政治の表舞台から退場を余儀なくされた深海棲艦は、しかし文化という新たな場において日本を牽引していくこととなる。
これまであまり知られてこなかった深海棲艦の歩みについて、深海棲艦史研究の第一人者が「通史」を執筆。
様々な文献や最新の学説を駆使しながら、考古学・古人類学の時代から近現代までを網羅的に記載した、深海棲艦史の決定版がついに登場!……という体裁の学術文庫パロディ本です。