夜の君終点の僕

述べる魔女
・ストーリー死のう。
そう決めてからは早かった。
身支度を整えて家を出る。
それから電車に乗って、あてもなく死に場所を探す。
あそこで死のうか。
ここで死のうか。
そんなことばかり考えているうちに気付けば夜。
降り立ったのは人気のない駅。
僕はそこで一人の―ー奇妙な少女と出会った。
おかしな喋り方をして、おかしなことしか言わない少女。
死ぬ前に過ごすにしては嫌ににぎやかな時間。
僕の決意はやっぱり―ー揺るがない。
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