音速!戦艦少女《戦争遺跡を巡る旅》特攻兵器「桜花」射出基地探訪の旅

海軍大戦略
戦後、わずかな期間で多くの軍事関連施設が破壊され、失われていきました。
理由はずばり「銭」です。
昭和20年代、物資不足から金属が高値で売れたため、軍事施設を破壊して使用されていた金属を盗み、闇販売闇転売する者が相次ぎました。
特攻兵器「桜花」射出基地も例外ではありません。
比叡山に完成していた射出カタパルトは、用いられていた金属は全て盗まれ、かつ破壊されたため、現在では痕跡すら見当たりません。
それに比べてここ南房総市下滝田の遺跡は、さすがに格納庫や兵舎等は遺っていないものの、カタパルトそのものはほぼ完全な形で遺っており、しかも使用されていたレールまでもが、転売等されることなく地域の人々の手で保管されていました。
この貴重な遺跡を記録するとともに、永く保存されていくことを祈念して記事にまとめました。