男の娘『男性アイドルに奉仕するつもりが逆に〇〇〇〇〇〇〇されてしまう』

ひとくち本舗
攻められるのは好きではなかった。
自分の殻が崩されるような気がして。
糸で手繰られているような気がして。
私は攻める方が好きなタイプだ。
攻められて気持ちいいなんてことはない。
私にそんな趣味はない、そんな才能はない。
私が奉仕すれば相手は歓喜の涙に打ち震えるだろう。
――特別な人間はいる。
ただそれが、自分ではなかったというだけ。
大きな流れに翻弄されるだけの私が、なぜあんな勘違いをしてしまったのだろうか。