蜂蜜の館へようこそ!

リボーンズナイツ
とある、大きめの城下町。
王城と、住宅街に挟まれる形で、大小の店が立ち並ぶ繁華街が、存在している。
その外れに位置する、飲み屋と賭博場、そして娼館などの、夜に賑わう一帯。
歓楽街と呼ばれるその場所には、男と女が、人目を忍んで逢引する、秘密の場所があった。
様々な女達が、男を誘うようにして集まる、風俗街。
多くの客のニーズに応えるべく、そこには様々な特徴を持った女達の店があった。
その中でも、一際マニアックな趣味の者達が訪ねる、魔族専門の娼館が立ち並んでいる、魔族エリア。
そこでは、人間以外の種族の女が、寂しい男達を慰めるために、集っていた。
『蜂蜜の館』魔族エリアの娼館の一軒。
そこは、粘魔族と呼ばれる、いわゆるスライムの女達が専門で働く、スライム専門風俗店だった。
人間の姿にもなれる、粘魔族の女達は、美しい人間の姿を取り、男達を相手に、春を売っていた。
「人間の男の人って好きよ。
優しいし、エッチだし、マナたくさん持ってるし」スライムの女達にとって、生命力の源である男性器と精液は、魔物の生命力である『魔力(マナ)』の塊だった。
全21ページ。