奴隷市場の獣人

神間みと
世にも奇妙な知る人ぞ知る奴隷市場、そこには多数の闇商人が人獣を密輸し売買していた。
ある人獣に目が留まった、ケモノのふかふかな耳と深い海を連想するような綺麗で大きな青い瞳。
白い衣服も薄汚れ、細い手足は痣や傷を帯びていた。
彼女は怯えていていたが、時折強がるようなそぶりを見せていた白い肌、サラサラな髪、すっと整った顔立ちで周りの商品とは違うオーラを放っていた。
そして、その子を買うことにしたのだが・・・・・