教祖ママ ~ママになりたいものたち~

オーロラ・ブレインバレー
謎の教団Mを調査していた男は、その総本山である福祉施設に足を踏み入れる。
施設では、性の開放の儀式が行われており、その目的は「隣人を受け入れ、隣人を愛するということ」はすなわち、戸籍上に規定されうる母親ではなく、精神的な他者を受け入れる象徴としてのママと言う存在を目指すことにある。
教祖は、美醜老若男女問わず、体をまじ合わせる行為こそが精神の繋がりを生み出し、そして誰もがMOTHERになれる可能性があることを信じ、仲間とともにそれを布教していた。
体を動かすことで思想を変えるというロジックと、人間の性欲をきっかけとする性行為は、教義を布教する上で非常に効果的だった。
男は教祖と体を重ねながら、謎の教団Mの真実に迫っていく。
サイズ縦2100px本文62ページ+表紙・人物表2ページ合計64ページTwitter:@Aurora_BrainVly