シスターマリヤの桃色聖歌

ふぇちっしゅ
なんということはない街のなんということはない住宅街になんということはない教会がありました。
その名は桜崎教会。
ずいぶんと古くからあるらしい桜崎教会には若くかわいらしいシスターがいます。
名をマリアというそのシスターは、神父様が亡くなられ、聖職者がたった1人になってしまった教会を1人で支えています。
そんな日々が続いていたマリアですが、新しい神父様が赴任されてきました。
「これでたったひとりから解放されるわ!」たいそう喜んだシスターマリアでしたが……そうは問屋が卸さない!その日から何故か唐突に現れる不可解な人たち!そしてシスターマリアに降りかかる受難なんだか受難じゃないんだかよくわからない不可思議な出来事!先輩シスターに生活を引っ掻き回されるわ、地上げ屋に目をつけられるわで艱難辛苦苦難の連続がシスターマリアに襲い掛かる!……とビックリマークを多用するほどではないんですよ。
シスターマリアと桜崎教会に集まるちょっと変な人たちが繰り広げるのんびりのほほん生活。
ゆったりとした日差しの中、シスターマリアは今日も笑顔をふりまいているようです。