真・瑠璃色の雪~ふりむけば隣に~

アイル
幼い頃に母親を……そして今、父親までも失った天涯孤独な主人公、とりあえず一人暮らしを始める事に。
幼馴染みの陽子のツテで借りたのは、なんと、『幽霊が出る』という曰く付きの部屋。
科学信仰者の主人公、そんなものを信じるハズも無く、格安のその部屋に入居する。
そして……主人公はその部屋で謎の壺を発見。
その壺の中から現れたのは……金髪の雪女、【瑠璃】だった!記憶を無くし、行くあても無い瑠璃。
結局、主人公と同じ部屋で暮らす事に。
まったく世間を知らない瑠璃と、瑠璃の事を無かった事にしようとする主人公。
巻き起こるドタバタと、それに巻き込まれて集まった人たち……。
今、それぞれの冬の物語が始まる……。
幼い頃に母親を失い、さらに去年、父親を交通事故で失った主人公は、一人暮らしを始める事に。
で、目をつけたのが、幼なじみの寿&陽子兄妹の親が大家のマンション。
その部屋は、信じられないくらい、家賃が安い。
それには理由があった……。
その理由とは……幽霊が出るというのである。
「ハッ……くだらない」と、科学部部長であるトコロの主人公は全く信用しない。
そして11月後半の、冬のある朝。
……今日は引っ越しの日。
その引っ越しには、寿&陽子兄妹が手伝いに来ている。
寿は、幽霊の噂を確認するついでに、引っ越しの手伝いをしに来たと言っている。
ちなみに、陽子は、主人公と同じ科学部。
寿は超常現象研究部。
(各キャラの詳細はキャラ設定参照)3人で引っ越しの荷物を片づけたりしているが、幽霊が出るような様子は全くなし。
その時、荷物を運んでいた陽子が、豪快に転倒。
勝手に怒った陽子は、帰ってしまう。
直後に、陽子が運んでいた荷物に紛れ込んでいた、アレな爆発物が爆発。
(もちろん、ソレを作ったのは主人公)床に穴が開いてしまう。
おおらか(?)な性格の主人公と寿は、その穴に適当にフタをして、酒盛りを始める。
で、いつの間にか寝てしまう二人。
その夢の中、おどろおどろしい影が現れる。
ついでにうめき声のような声も。
驚いて目を覚ます主人公。
と、隣で寝ていた寿も跳び起きる。
そんな中主人公達は、床に開けた穴の中……床下に壷があるのを発見!その封を解いてみると、壷から光が溢れ出し、その光の中から女の子が現れる。
少し変わった和服に、金色の長い髪。
大きな瞳をしばたかせたその娘は、周りを見回した後、主人公達をキョトンと見つめた。
主人公「な、何だ!?なにがどうなってんだ!?」女の子「……えーっと……。
貴方が出してくれたんですね?」主人公「……だ、誰、キミ?」女の子「私の名前は瑠璃(るり)。
雪女です」主人公「………………は?」というわけで、主人公と瑠璃を中心に、9人(瑠璃を入れると10人)の女性との、冬のとある物語がはじまります……。