スウィートハーツ
スウィートハーツ 俺は伊吹史郎、永天学園の2年生だ。学校では春のオリエンテーションの時に、同じグループになったのがきっかけのメンバー5人で、いつもつるんでいる。
男2人に女3人という変則的な構成だが、なんとなくみんなウマが合って、今では公私共に良い友達だ。
いつも元気で賑やかな鈴香(すずか)、面倒見が良いがおっとりしている彩雲(あやも)。
馬鹿騒ぎが大好きな悪友、政利(まさとし)、そして……遙(はるか)、愛しい俺の彼女だ。
遙とは一月ほど前からつきあい始めている。
しかし、恋人になったとはいえ、急に展開が有るはずもなく……「関係」といえば、触れるだけのキスを数回した程度に止まっている。
そんなある日、政利と鈴香の提案で、みんなで旅行に行こうという話が盛り上がった。
試験休みを利用した、温泉と郷土料理が目的らしい。
盛り上がる女共を後目に、俺は「どうして女ってのはこう温泉が好きかね」などと思っていたが、結局は俺も行く事になってしまった。
勿論、恋人の遙も一緒に……そして、温泉では呑めや歌えやの大騒ぎ。
俺も遙もここ数日の気まずさを忘れ、久し振りに大笑いした。
しかし……ふと気づけば買い出しに行った俺と遙以外の連中が、いつまでも帰ってこない……「二人きり……だね?」そう言って恥じらう遙。
……俺はその時、今まで隠していた二人の関係が、とっくにみんなにバレていた事に気づいた。
そして二人は初めて身体を重ね、友情に感謝しながらその日は抱き合って眠った…。
物語は「本当の恋愛の楽しさ(難しさ)は、結ばれた後から」という所から始まっており、生々しくも初々しい等身大の恋人関係を堪能してください。
でも、場合によっては恋人以外の女の子とも………。
それはゲームをプレイしてのお楽しみです!!