羅刹の刻

メルティ工房
■あらすじ今は昔。
とある山中に一人の男が何処からか流れ出でて、住み着いた。
過去の記憶の一切を持たないこの男が生業としているのは追いはぎ。
旅人を捕らえて金品を奪い、男は殺め、女は無体の限りを尽くした上で売り払うといった暮らしを送っていた。
そんなある夜、男は世にも美しい女に邂逅する。
色欲のざわめき。
同時に湧き上がる、得も言われぬ胸の高まり。
そうして二人の刻は、幾重にも巡る……