弱肉

バーサーカー
あなたはこの恐怖に耐えれるのか…?8月はもう終わろうとしていた。
観光も含め、オレはある島に海水浴に行った。
一人、夜の素泊まり旅館は寂しさこの上ないが、日中は人が少ない分、実に開放的な気分になれる。
小型船の乗客はオレ一人だけだった。
船乗員はたった一人の客を笑顔で迎えた。
「今日はお客さんの貸切だよ」少し腹の出た中年男性。
そんなおやじジョークでも、一人ぼっちで暗い船内に居るオレの気分を和ませてくれた。
だがそれは突然起きた…突然襲う闇。
何がおこったのかもわからないまま彼の運命は動き始める…。